◯なぜ?デザイナーが行政・NPOの広報に興味を持ったのか?②
~『デザイン』から見えた『広報』の共通点~
いろいろ試行錯誤でブログを頑張って書いているが非常に大変な広報活動だと実際に書いてみて痛感している笑。果たして続くのだろうか。。。頑張りたい。。。
このブログを読んでくれている人はもしかしたら『デザイン』ではなく『広報』に興味があるだろうがもう少し待ってほしい笑
もう少し『デザイン』と『広報』について説明が必要かと思う。
僕は今まさに『広報』と向き合っているがそもそも最初から『広報』に興味があった訳ではない。
昔の僕に『デザイン』と『広報』どっちを仕事にしたい?と聞かれたら迷わず『デザイン』と言うだろう。
だって『デザイン』って何かかっこいいから。『広報』ってよくわからない。イメージってけっこう大切だ笑。
昔の僕の『広報』のイメージと言えばきれいなお姉さんが会社の宣伝するくらいしかなかった。
もしかしたらこのブログを読んでいるみなさんも
「『広報』ってそもそも何?」
と思っている人がいるかもしれない。
『広報』の意味はいろいろあるのだが、僕が思う行政・NPO広報でしっくりきそうなのは
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【『広報』(Public Relations)とは】
団体・関係者とよりよい信頼関係を作り出すために行う誠実な活動。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今まさに僕は行政の『広報』に向き合っている。
その中で、『広報』の意味を『デザイン』の仕事を通じて何となく感覚的に感じていた。
そう、今になって思う。
“『広報』に必要なヒント” が『デザイン』を考える上で、共通点としてあったんだなと。
前のブログで『デザイン』を自分なりに定義した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【僕が考える『デザイン』とは】
目的をもって具体的に立案・設計し、形や行動を考案すること。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
僕の若い頃の駆け出しグラフィックデザイナー時代はひたすら指示された目の前の仕事を必死でやってきた。よく休日出勤・タクシーで深夜帰宅・朝帰りなどした。今思うと懐かしい。
いつも思っていた。
『きれいなデザイン』
『かっこいいデザイン』 を作りたい。
常に目をギラつかせ、ひたすらデザインの本を見たり、
デザインの展示に足を運んで今よりかっこいい・今より良いものを作るんだ!と。
しかし年を経て経験を積み、自分が指示された目の前の仕事だけでなく、独り立ちし仕事を担当したときにお客さんへの打ち合わせ・プレゼンテーションをする立場になると、そんな自分よがりな想いは一切通用しなくなる。
これじゃない!とお客さんに大幅に修正、作り直しも多々あった。
『なんで?』
今考えれば、この『デザイン』の仕事の目的はお客さんの課題解決。お客さんが求めているもの、いわばニーズを踏まえデザインを考えなければならないのに、
『きれいなデザイン』
『かっこいいデザイン』 を作る。
ということが僕の一方的な目的になってしまっていた。
この仕事の場合、目的はお客さんの課題解決のためのデザインを提供すること。決して僕が思い描いている『きれいなデザイン』『かっこいいデザイン』をお客さんは求めていない。
何が言いたいかというと、いくら『きれいなデザイン』『かっこいいデザイン』を作ってもお客さんのニーズとマッチしなければ仕事にならない。
何回も修正・やり直しなのだ。
なぜならお客さんは『きれいなデザイン』『かっこいいデザイン』は必要としていない。課題を解決してほしいのだ。
結局、せっかく作ったその『きれいなデザイン』『かっこいいデザイン』は相手に求められず作り手の自己満足で終わってしまいお蔵入りなのだ。
これは『広報』でもありがちだなあとよく思う。
僕の若い頃のような、独りよがりの一方的なコミュニケーション笑
◯満腹の人に“ご飯のおかわり”を勧めるコミュニケーション
実際にわかりやすい例をあげてみる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
①送り手が “めちゃくちゃおいしいハンバーガー” を
『受け手に食べて欲しい』と思い勧めている。
②受け手はすでにお腹がいっぱい。
『食べ物はいいから【お水】が欲しい』と思っている。
③しかし送り手は受け手が【お水】が欲しいと思っているのに、一方的にハンバーガーを食べさせようとする。
④受け手は【お水】が欲しいので、もちろん拒否する。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あなたが受け手だったらこの状況、どうだろう?
嫌悪感や怒りを覚えないだろうか?
この例の場合も受け手の気持ち(ニーズ)を無視して、送り手が受け手に対して一方的なコミュニケーションをしているのと同じなのだ。
送り手にとっては “めちゃくちゃおいしいハンバーガー” を
絶対に食べて欲しいという熱い想いがあるのだが、受け手にとって
『食べたいタイミング今なのか?』
『本当にハンバーガーが欲しいのか?』
ハンバーガーを渡す前に考えることが必要なのではないか。
広報視点から考えると、よりよい信頼関係が作られ、果たしてそれが誠実な行動なのか?
広報視点から考えると、よりよい信頼関係が作られ、果たしてそれが誠実な行動なのか?
広報で必ず必要なのは
◯常に相手のことを考えること
◯常に『自分だったら?』を考えること
必要な最低でもこの2点は癖として頭に入れておくといいと思う。
必要な最低でもこの2点は癖として頭に入れておくといいと思う。
これが広報やる上で必要なコミュニケーションであり、
人対人との関係でも必要なコミュニケーションだと僕は思う。
『デザイン』と『広報』でも目的があり、共通することは
信頼されるコミュニケーションのやり取りがあってこそ。
僕も『デザイン』を通して色々な経験を積み、ようやく自分で気づいた。
この気づきが『広報』という分野でも、現在のいろいろなコミュニケーション上の違和感に敏感になり、今の僕があるのかもしれない。
タイトルとずいぶん内容が違ってしまったが(許して欲しい笑)
次回はそんな僕が行政・NPOの広報に興味を持ったのか?を
しっかり書いていきたいと思う。
次回はそんな僕が行政・NPOの広報に興味を持ったのか?を
しっかり書いていきたいと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿