◯『伝えたい情報が届くための工夫(考え方)って?』
前回はみなさんが、毎日息をするように、
日々当たり前のようにしている
日々当たり前のようにしている
『コミュニケーション』について書いた。
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【前回のまとめ】
◯常に『コミュニケーション』というのは受け手を中心に考えよ。
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今回はこの情報が溢れている世の中でどうしたら届けたい人に
伝えたい情報が伝わるのか?を考え書いていきたいと思う。
その前に
『伝わる』とは、何をもって言うのか?
僕が考える『伝わる』とは、コミュニケーションの基本。
この考えを元に進めていく。
その前に
『伝わる』とは、何をもって言うのか?
僕が考える『伝わる』とは、コミュニケーションの基本。
送り手から受け手に情報が伝わり、
その受け手がその情報を受けて、行動を起こすこと。
キャッチボールでいう、
ボールを投げて、ボールを受けとった人が
またボールを投げ返してくれること。
広報でも大切なのは情報発信で
情報の受け手の行動が変わること。
前回のブログで
最初から情報が届かない前提で考えてください。
と書いたが、まず情報を発信する前に意識すること。
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❶情報を届けたい受け手は、わがままであり無関心である。
❷コミュニケーションは常に受け手中心である。
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では細かく解説。
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❶情報を届けたい人は、わがままであり無関心である。
みなさんも、きっとそうだと思うが…
人は、
見たければ、見る。
聞きたければ、聞く。
行きたければ、行く。
しかし、
見たくなければ、見ない。
聞きたくなければ、聞かない。
行きたくなければ、行かない。
自分の思うままに行動している。
そう、情報を届けたい人は、コントロールできない。
そうなると普通に伝えても伝わらない、ということ。
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❷コミュニケーションは常に受け手中心である。
前回も話したが、コミュニケーションは常に受け手中心であるということ。
ここを間違えて自分たちの一方的に伝えたいことばかりを発信すると
『コミュニケーションは不成立』。
つまり、受け手には伝えたい情報が伝わらない。
受け手に拒否される・無関心・反応なし。
受け手に拒否される・無関心・反応なし。
この大前提2点を理解してないがために、
行政・NPOはいきなりつまずくパターンが非常に多く見受けられる。
行政・NPOはいきなりつまずくパターンが非常に多く見受けられる。
ではこの前提条件を踏まえた上で、
『伝えたい相手に伝えたい情報が届くための工夫(考え方)』をいくつかあげてみる。
『伝えたい相手に伝えたい情報が届くための工夫(考え方)』をいくつかあげてみる。
ちなみに以下は伝えたい相手に情報を発信する考え方であり
伝えるメディアによって内容は変化するということをご了承願いたい。
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【伝えたい相手に伝えたい情報が届くための工夫(考え方)】
◯対象者と内容を明確に~伝えたい相手は誰?どんな内容?~
◯本音を分析するための情報収集・自分ごと化の想像力~伝えたい相手の興味・関心は何?~
◯メリット訴求~伝えたい相手の意向を引き出す~
◯琴線スイッチを仕掛ける~伝えたい相手の琴線に触れるものは何?~
◯行動に促す~伝えたい相手にどう行動してもらいたいか?~
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細かく解説。
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◯対象者と内容を明確に
~伝えたい相手は誰?どんな内容?~
~伝えたい相手は誰?どんな内容?~
人に伝えるために基本的なこと。
誰に向けてこの情報を発信しているのか?
またどんな内容なのか?
例として、シニア対象の健康イベントの情報発信をするとする。
『シニア向けの健康情報』を、『大学生』に伝えても伝わらないだろう。
なぜなら伝える相手は『健康意識の低い(興味がない)大学生』だから。
福祉・健康に興味があるという大学生であれば別だが、
一般の大学生に情報発信し、行動に移してもらうのはなかなか難しい。
なぜなら伝える相手は『健康意識の低い(興味がない)大学生』だから。
福祉・健康に興味があるという大学生であれば別だが、
一般の大学生に情報発信し、行動に移してもらうのはなかなか難しい。
イベントの内容に関しても同様である。
子ども対象のイベントであれば、
子どもにもっと関わりのある『子ども達本人』・
『保護者』・『教育関係者』・『地域の人たち』など
さまざまなステークホルダーを整理し、
さらに彼らに参加してもらう内容を考え、その上で情報発信する必要がある。
子どもにもっと関わりのある『子ども達本人』・
『保護者』・『教育関係者』・『地域の人たち』など
さまざまなステークホルダーを整理し、
さらに彼らに参加してもらう内容を考え、その上で情報発信する必要がある。
このステークホルダーについては今後このブログ書いていきたいと思う。
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◯本音を分析するための情報収集・自分ごと化の想像力
~伝えたい相手の興味・関心は何?~
~伝えたい相手の興味・関心は何?~
常に『コミュニケーション』は受け手を中心という考えに基づき、
伝えたい相手の興味・関心はどんなモノなのか?調べる必要がある。
実際に人に聞くのでも良いし、ニュースやWEB・SNSのニュースを
日々チェックし自身の情報アンテナを張り巡らせることで、
情報を伝えたい受け手の気持ち(本音)がわかるようになってくる。
そして自分ごと化(=自分だったら?)をして、
情報の受け手のことをイメージし、考えた上での情報発信が必要。
日々チェックし自身の情報アンテナを張り巡らせることで、
情報を伝えたい受け手の気持ち(本音)がわかるようになってくる。
そして自分ごと化(=自分だったら?)をして、
情報の受け手のことをイメージし、考えた上での情報発信が必要。
ぜひ普段から、情報収集の “クセ” と自分ごと化(=自分だったら?)を
日々意識することをオススメする。
日々意識することをオススメする。
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◯メリット訴求
~伝えたい相手の意向を引き出す~
情報を届けたい人は、わがままであり無関心である。
先ほど上段で書いた。
人間誰しもそうだと思うが、
自分にメリットがないとなかなか行動に移しづらい、移すのが難しい。
また無関心だとそもそも反応がない。
また無関心だとそもそも反応がない。
きっとあなたも何かのイベントに参加する時やモノを買う時など、
自分にとってメリットを感じないと行動や購買には至らないと思う。
嫌いじゃないけど、興味がないイベントやモノも多いだろう。
嫌いじゃないけど、興味がないイベントやモノも多いだろう。
そのことを考えた上で…
伝えたい人に伝えるには、
伝えたい人に伝えるには、
対象者(伝えたい人)が、
参加してみたい。
食べてみたい。
買ってみたい。
行ってみたい。
という意向を持ってもらい、実際に行動に移してもらう必要がある。
[意向とは]
ある物事についてその人がどのように処置をしようと思っているのかという考え
出典:KOTOログ
伝えたい相手に行動を起こしてもらうには、
◯◯◯◯◯だから、参加してみたい。
◯◯◯◯◯だから、食べてみたい。
◯◯◯◯◯だから、買ってみたい。
◯◯◯◯◯だから、行ってみたい。
◯◯◯◯◯の部分がメリットになる。
例えば…
例えば…
楽しそうだから、参加してみたい。
おいしそうだから、食べてみたい。
便利だから、買ってみたい。
きれいな景色だから、行ってみたい。
◯◯◯◯◯の部分を考えるポイントは、
自分だったら…(自分ごと化)
自分だったら…どうしたら、参加するか?
自分だったら…どうしたら、食べてみたくなるか?
自分だったら…どうしたら、買ってみたくなるか?
自分だったら…どうしたら、行ってみたくなるか?。
広報・コミュニケーションはすべて、自分だったら…(自分ごと化)。
この客観的な視点を持ち、情報発信をしてみると良いと思う。
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◯琴線スイッチを仕掛ける
~伝えたい相手の琴線に触れるものは何?~
伝えたい人に伝わり、
さらにその人がさらに知り合いに伝えたくなり、
その知り合いも行動を起こすようになればそれは最高の広報活動。
人の行動を起こさせるには上記に書いた
メリット訴求の他にもう一つある。
それは…
人の心にある
琴線に触れる。琴線スイッチを押すこと。
さらにその人がさらに知り合いに伝えたくなり、
その知り合いも行動を起こすようになればそれは最高の広報活動。
人の行動を起こさせるには上記に書いた
メリット訴求の他にもう一つある。
それは…
人の心にある
琴線に触れる。琴線スイッチを押すこと。
[琴線とは]
心の奥深くにある物事に感動・共鳴しやすい感情を琴の糸に例えていった語。
出典:goo辞書
今はSNSが身近になり、一人ひとりの情報発信が簡単にできるようになった。
つまり伝えたい人が受け手でもあり、送り手にもなる時代。
そんな時代に重要なのは共感してもらうこと。
確かにそうだよね、わかるわ〜 である。
そんな琴線スイッチとは何か?
◯驚き ……………これは!! すごい!!(インパクトや手間ひま)
◯疑問・興味 ……自分はどうなんだろう?本当なの??
◯発見・納得 ……役立つ!便利!なるほど!
今はSNSが身近になり、一人ひとりの情報発信が簡単にできるようになった。
つまり伝えたい人が受け手でもあり、送り手にもなる時代。
そんな時代に重要なのは共感してもらうこと。
確かにそうだよね、わかるわ〜 である。
そんな琴線スイッチとは何か?
◯驚き ……………これは!! すごい!!(インパクトや手間ひま)
◯疑問・興味 ……自分はどうなんだろう?本当なの??
◯発見・納得 ……役立つ!便利!なるほど!
◯納得 ……………わかる!ステキ!かわいい!
◯感動 ……………感動した!泣いた!深い!考えさせられた!
◯怒り ……………ありえない!ひどい!
以上の内容を意識した情報発信が
特にSNSのコミュニケーションで広がりやすいとされている。
この内容はみなさんの日々会話でも
よく使われているので想像がつくかもしれない。
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◯行動に促す
~伝えたい相手にどう行動してもらいたいか?~
この部分が非常に抜けやすい。
広報・デザイン講座などでもよく話すのは、
『伝わる』と言うのは…
送り手から受け手に情報が伝わり、
その受け手がその情報を受けて、行動を起こすこと。
いろいろな方の話を聞いていても
イベントポスターを作りました。
イベントチラシを作りました。
これで広報活動終わり。
受け手がそのポスター・チラシを見てどう行動して欲しいか
あまり考えられていない。
受け手の行動を変えたいと意識していれば
情報の内容や伝え方、イベントのコンテンツなども変わるはず。
結局何のために、どんなゴールを描いて情報を発信するのか?
常に自分に問いかけながら広報活動をすると
情報発信にブレがなくなるのではないかと思う。
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今回頑張って非常に沢山書いたが、
一つでも何か気になった内容を実際に意識して
日々の広報活動に役立てて欲しい。
知識はあるだけでは意味がない。
知恵にしてこそ役に立つ。
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【今回のまとめ】
◯常に自分だったら…(自分ごと化)を問いかける。
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